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由貴のJazz部屋vol.11 Nina Simone

楽譜整理と練習の合間に。

 

今年に入ってからシンガーソングライターの本井美帆ちゃんのお店Capotastoで毎週木曜日に開催していた由貴のJazz部屋。

わたしが好きなCDをかけ、お酒を飲みつつ、質問があればお客様にお答えするというゆる~いコーナーでしたが、3月末でJazz部屋が終了してからも、続けてほしいと言ってくださる方々がおられましたので、毎週木曜日は無理かもしれませんが、文章と動画紹介でゆっくり継続したいと思います。

少し前ですが、今月21日はNina Simone(ニーナ・シモン)の命日でした。

ジャズファンの方はご存知の方が多いと思いますが、Nina Simoneは、アメリカの歌手、ピアニスト、シンガーソングライターで、公民権運動にも深く関わった音楽家です。

 

昔から彼女の歌とピアノが大好きなのですが、彼女は、

「もしわたしのことを名づけるなら、フォークシンガーと呼ばれるべきだと思います。ジャズよりもフォークやブルースの演奏のほうが多いからです」

と言っており、ほかの箇所でも、彼女にとってジャズとは何か、について、独自の考えを述べていて、とても興味深いなとずっと思っています(その文章を引用したいのですが、すぐ見つけられず涙)。

そして、どういう文脈での発言だったのか、まだ調べられていないのですが、ソニー・ロリンズは、

「もしニーナ・シモンをジャズシンガーだというなら、僕にはジャズって何なのかわからないね」と言っていたそうです。

ニーナは、クラシック、ジャズ、ブルース、R&B、ゴスペルなど、幅広いジャンルが融合された独自のスタイルを持ち、ジャズに限らず、いろいろな分野のミュージシャンに敬愛されている音楽家のひとりだと思います。

たとえば、この"Mood Indigo"の彼女のピアノはバッハみたいで、いつも聴き惚れてしまいます。

このアルバム、First Recording(のちにLittle Girl Blueと改題)には、ほかに、I loves you, Porgyや、He needs meなど、素晴らしい曲がたくさん収録されています。

昔、大阪の中之島図書館で邦訳を借りて読んだのですが、英語の勉強も兼ねて、原著も読み直そうと思っています。

「ジャズシンガーとは何か?」

という問題をめぐっては、ほかにもいろいろ興味をそそられるトピックがあるので、また稿をあらためてご紹介したいと思います。